春日部市よりニッサン・エクストレイルのドアなどのキズやへこみの板金塗装修理依頼でこのホームページをご覧になりご来店下さいました。とても車好きで大切に乗られているお客様です。
▼修理前の状態です。
▼左前後ドアに鋭角の凹みがあります。
▼板金修理だと難易度が高い予感です。
▼右後ドアに線キズがあります。
こちらの修理内容は、すべて板金修理していきます。特に左後ろのドアは難易度が高そうです。
お客様は他店様でも見積もりを取られていてドア取替えの内容だったそうです。
私も最悪後ろのドアは取替えになるかなと思ったのですが
「安くキレイに直して欲しい。」「自分の誕生日の日にぶつけてしまい落ち込んでいます。」「いままで長く乗っていた車は傷つけなかったのに、新しい車に限ってこのような事になってしまい・・・」などお客様との会話を思い出し、職人魂がメラメラと燃え上がったのです。
気持ちが120％に上がった所で板金作業に取り掛かります。
一手間違うと取り返しのつかない状態になりますのでここは冷静かつ慎重に進めます。
▼まずは前のドアから引き出し相手の出方を見ます。(?_?)
塗膜を削り電気溶接でワッシャー（銅色の５円玉のような物）を取り付け工具で慎重に引き出しています。引き出すときの加減が難しいです。ここでしくじると更に鉄板を伸ばしてしまい取り返しのつかないことになります。前のドアで感覚をつかんだので、後のドアの手筋は読めました。後は最短の手数で進めるのみです。
キズやへこみの損傷具合はまったく同じと言う事はまずありませんので油断は禁物です。毎日何十年とやっていてもうまくいかない時もあります。なかなか板金修理は奥が深いですね。(^_^;)
▼大事に至らず板金完了、勝利です。!(^^)!
記事でのご紹介ですと、あっという間ですがこれ同じ日ではありません。(*_*;丸一日かけて次の日です。
▼パテと言うものを塗布します。
パテが硬化したら平滑になるよう研いで行きます。
▼サフェーサー（下地剤）を塗ります。
▼サフェーサーを塗り終えたら良く乾燥させます。
この後お車に合わせて色を作り（調色作業）塗装する面全体も細かなサンドペーパーで研磨します。（足付け作業）このようにする事で塗料の密着を良くし塗装が長持ちします。とても地味な作業で結果も年数が経たないと分からない部分ですが、当店では手を抜くことなく丁寧にこだわりをもって行っています。
▼塗装面の脱脂清掃も行い塗装の準備が整いました。
▼カラーベース（色）の後にパールベース（半透明の色）を塗ります。
▼クリアー（透明な塗料）を塗り塗装終了です。
塗装が終わったら良く乾燥させます。
▼こちらは右後のドアの線キズを滑らかになるよう研磨した所です。
▼キズが浅いのでサフェーサーで埋まります。
▼サフェーサーを塗り終えました。
こちらの記事では部位ごとに紹介していますが、実際の作業では工程ごとに同時で進めています。
▼先ほどと同じ工程で塗装します。
▼カラーベース後パールベースを薄く乾かしながら数回に分けて塗ります。
▼クリアーも塗り終えました。
塗装後よく乾燥させたら、塗装面をピカピカに磨きます。外した部品も組み付けます。
▼洗車と室内清掃をして完成です！
完成したお車を見てお客様も、喜ばれていました。
私も、最初にご説明させて頂いた内容で修理が完了したのでホッとしました。
お客様の感想も頂きましたのでぜひご覧下さい!!
またお車でお困りの際は、お気軽にご相談下さい。この度は当店のご利用誠にありがとうございました！
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